アジ釣りから想う
アジ釣りから想う
横須賀の漁港から、乗合船でアジ釣りに行きました。アジは、一年通しての釣りものとして楽しめますので、よく出かけます。
20~30センチのアジが15匹程度釣れましたが、刺身や干物として味わうには十分な量です。
魚を捌いていて思い出すのは、25年ほど前に参加した小さなリハビリの学会で、小脳出血により運動失調が残存してしまったすし職人の発表です。シャリを適量掬い取ることや、適度な力で寿司を握ることが困難となっていました。その発表でOTの方は、全身のリズムを膝の屈伸で整えていたことに着目し、リズムの良い膝の屈伸と上司の動きを連動させることで、結果的にすし職人として復帰できるまでの技能を身に付けることが出来ました。単に上肢機能のリハビリに執着していたら、違う結果となったかもしれません。
若い頃の思い出で、リハビリの奥の深さを感じたものです。在宅におけるリハビリでも、利用者さんの生活歴の中からヒントに繋がるようなものが見つかるのではないかと思っています。